■ ビエンナーレ

aquio2007-08-31

「琵琶湖ビエンナーレ」まであと一ヶ月。
神戸ビエンナーレ」まであと二ヶ月。
ほとんど時間は残されていないのだが、
出展するための作品がほとんど出来上がっていない。
つい先日まで、
「三週間で一つ作れば間に合う」はずであったのが、
「二週間で一つ」になり、
「一週間で一つ」「五日で一つ」、となり、
とうとう「三日で一つ」になってしまった。
ま、いつものことではあるが、
お尻に火が点かないとやる気が起きない・・・。
我ながら困った性分ではあると思うが、
性分であるから、仕方がない。
「文句あっか?」、なのであるね。
日記を書いている暇など無いのだが、
自分を追い込まないとやる気が出ない。
自分を追い込むためにも、日記でも書いて時間を浪費しなければならない。
屁理屈であることは自分でも解っているのだけどさ・・・。
今日、新作「HELP」の部品がすべて出来上がる。
ま、イメージ通りに出来上がったのではないか、と思う。
塗装について、今回はまったく新しい手法を試みてみた。
新しい手法など試している時間はないのだが、
「試そう」と思いたったら、試さずにはいられない。
我ながら困った性分ではあると思う・・・。
大きな波に翻弄される船のからくり。
船の名前は「TITAN/タイタン」。
出来上がった部品を並べ、その奥行きを計測している時、
職員たちがドヤドヤ・・・、とアトリエに入ってきた。
「いやぁ、かわいい」
「船の名前はタイタンっていうんですねぇ・・・」
「タイタンちゅうたら、○○の京野菜の炊いたんは美味いなぁ」
「○○ってどこにあるんですかぁ?」
四条河原町から高瀬川沿いに三条方面に向かったとこにあんねん」
「この夏、カボチャ食べました?」
「いや、食べてないけど」
「夏にカボチャの炊いたん食べると、冬に風邪引けへんて言いますやろ」
「おぉ、その言い伝えは知ってるわ」、
などと、ビエンナーレとはまるで関係ない会話が延々と続く。
こんなことをしているから、作品を作る時間が無くなっていく・・・。