■ ハートがドキドキ

aquio2007-10-10

昨日作った
「みかけはこわいがとんだ純情な人だ」、
は仲間内でとても評価が高かった。
仲間内における評価は評価の内に入らないが、
それでも、
評価が低いよりは高い方がいいに決まってる。
で、今日はそれをアレンジしたモノを作ることにした。
「ハート」を思いっきり大きく作ることにした。
三ミリ厚のベニヤをハートの形に切り抜き、
指でアクリル絵の具を厚く塗りたくる。
絵肌が波打つような感じに仕上がるよう、指を滑らせる。
手元に絵筆がなかったから指で塗ったまでのことだが、
ま、思い通りのマチエールが得られたように思う。
ボロボロの杉板で箱を作り、水性絵の具で底板を緑色に塗る。
絵の具が乾いたところで、
極細のボールペンとフエルト・ペンを使い、「愛の賛歌」の楽譜を描く。
「愛の賛歌」といえば「エディット・ピアフ」。
いいねぇ、「エディット・ピアフ」は・・・。
エディット・ピアフ」といえば、
その生涯を描いた映画がもうすぐ封切りになるらしい。
是非観に行かねば。
出来上がったハートにカムとハンドルを取り付ける。
ハンドルを回すと、大きなハートが「ドキドキッ・ドキドキッ」、と動き出す。
「ハートがドキドキ」といえば、
近頃はドキドキすることがなくなってしまったなぁ・・・。
若い頃には、映画を観ても、芝居を観ても、ドキドキすることが多かった。
あの頃の瑞々しい感性は、いったいどこにいってしまったのだろうか・・・。
近頃では、「ドキドキする」などと言った日にゃぁ、
「糖尿のせいじゃないの!?」、
「ひょっとしたら、心臓が肥大してんじゃない!?」などと言われる始末・・・。
紅顔無垢な青年であった私も、
今では厚顔無恥なオッサンに成り果ててしまった・・・。
ある意味、時の流れは残酷ではある。
ま、そんなコトはさておき、
今月の二十六日までに、あと十個の作品を作らなければならない。
十八日からは東京を経由して新潟に行かなければならない。
いよいよ制作日数が無くなってきた。
呑気に日記など書いている場合ではないのだが・・・。