■ てんやわんや

aquio2007-11-28

ホテルを出ようとして、財布が無いことに気付く。
いったいどこで失くしてしまったのか・・・。
昨晩はしたたかに飲んだ。
新橋の焼き鳥屋でビールを飲み、
汐留のカレッタの洒落たバーでワインを飲んだ。
その後、Kさん、Sさんらとお別れし、
タクシーに乗ったまでは憶えているのだが、
タクシーに乗った後の記憶が吹っ飛んでしまっている。
復路の新幹線のチケットは購入済みであったし、
ホテルの支払いもなんとかなった。
しかし、財布の中には様々なカード類が入っている。
ホテルのコンピューターを借りてVISAやJCBのサイトにアクセスし、
カードの即時使用停止の手続きを行う。
最寄の交番に出向き、紛失届けを提出したが、
財布をいったいどの辺りで失くしてしまったのか、
まったく心当たりがないから、紛失場所の特定ができない・・・。
タクシーに乗り、東京駅に向かう途中、
携帯に一本の電話がかかってくる。
「昨晩、貴方の財布を拾った者である」
「貴方の財布は私が預かっている」
「引き取りに来て欲しい」
「私の勤務先は汐留のカレッタの中にある」、という連絡であった。
タクシーに乗ったままカレッタに向かい、
約束の場所で大手広告代理店にお勤めのHさんにお会いする。
財布を拾ってくださったのは、
Hさんの同僚でいらっしゃるIさんという男性であった。
先日、H銀行からT銀行の自分宛ての口座にお金を移動させたことがあったが、
その時の振込み依頼書を財布に入れたままにしていた。
Iさんはそこに記載された電話番号を頼りに、
私に連絡をとってくださった、という。
お忙しいとかで、Iさんにお会いすることはできなかった。
明日にでもお礼の品を添え、手紙をお送りすることにしよう。
クリスマスも近いから、エルツ地方で作られたおもちゃがいいかもしれない。
しかし、使えるカードがまったく無くなってしまった。
新しいカードが届くまで一週間はかかるらしい。
あと四日もすればドイツに行かなくてはならない。
カードが使えない、というのは、ちと困ったことであるな・・・。