■ バレンタイン

aquio2008-02-14

重要な打ち合わせのため、
新潟からSさん、
東京からはTさんとKさんがいらっしゃる。
午後四時、打ち合わせを始める。
打ち合わせの内容はあらかじめ通知済みであり、
いずれ劣らぬ百戦錬磨のビジネスマンであるから、
惑うところなどはどこにもない。
打ち合わせはトントン拍子に進む。
午後五時半、打ち合わせ終了。
「一杯やろうぜ」、
ということになり、四人して三宮に繰り出す。
一杯やるためにオジサンたちは仕事をしているようなものであるね。
早く一杯やるためにも、
仕事はきりきりと早く終えなくてはならない。
夫々が夫々予約したホテルにチェックインした後、
三宮のモントレーのロビーで待ち合わせる。
「中華を食べよう!」、ということになり、いつもの「香美薗」に向かう。
まずはビールで咽を潤した後、
揚げ餃子、鶏肉の冷製、挽肉のレタス巻き、紋甲烏賊の天ぷら、
青梗菜の炒め物、炒飯、麻婆豆腐・・・・等々を注文。
紹興酒もボトルで注文する。
ま、皆の食べることといったら・・・。
馬鹿っ話に花が咲く。
仕事を終えたら仕事の話は一切しない、っていう姿勢が嬉しい。
さすがに分かっていらっしゃる、のであるね。
午後九時、「香美薗」のオバチャンたちに追い出される。
いや、よく食べた、よく飲んだ。
これで一人当たり四千円は安いものである。
いつもの「M&M」でコーヒーでも飲もうかと思ったが、
「トア・ロードの『MOKUBA』に連れていけ」、と皆が言うので、
元町から三宮までの道をフラフラと歩く。
今日は年に一度の聖バレンタイン・デー。
「チョコレートはあまり好きくないんだよね」、
などとオジサンたちの声は夜のトア・ロードに空ろに響くのであった。