■ シフト・ダウン

aquio2008-02-18

昨夜も十センチほどの積雪があった。
凍てついた雪の上に新雪が降り積もっている。
山では表層雪崩が起きるに違いない。
このような日は車の運転もし辛いものがある。
事故を起こさないよう、
二十キロから四十キロの速度を保ちながら、
慎重に車を麓に向かって走らせる。
自宅から二十キロほど離れた所で、
黄色い車が二メートルほど下の田圃に転落していた。
少し離れた場所では、紺色の車がガードレールに激突していた。
古町の交差点を過ぎた辺りから、
白のミニバンが私の車のすぐ後ろをつけてきていた。
日差しの関係で、
右にカーブする道路の路面の雪が解けている場合、
左にカーブする道路の路面は凍結している場合が多い。
左カーブが近づく度、
ギアを四速から三速、三速から二速・・・へとシフトする。
ブレーキを踏まず、エンジン・ブレーキを多用しながら走るのであるから、
当然、ブレーキ・ランプは点灯しない。
ブレーキ・ランプが点灯しないから、
後続車は私が車を減速させたことに気付かない。
急速に車間距離が狭まってくる。
バック・ミラーで確認すると、後続車の運転手が慌ててブレーキを踏む様子が見てとれる。
凍てついたカーブにおける急ブレーキほど怖いものはない。
多分、雪道の怖さを知らないのだろう、
それでも、後続車は車間距離を一向に開けようとしない・・・。
「バッカじゃないの!?」、なのであるが、
幾つか目の左カーブで、後続車はとうとうコントロールを失ってしまった。
バック・ミラーで確認すると、
後続車は積み上げられた雪の壁の中に頭を突っ込んでいた。
「わっはっは、ざまぁみやがれ」、なのであるね。
職場には一時間遅れで到着。
H君の車の右側前部と右側後部のライトが大きく壊れていた。
自宅近くの道路でスピンしたらしい。