■ MUSTANG FASTBACK・その7

aquio2008-04-04

「MUSTANG・マスタング」のブッシュがへたってきた。
ブッシュというのは、
車のいろいろな所に使われている緩衝材のこと。
人間の身体に例えれば、
骨と骨の間に位置する軟骨のようなものであり、
その素材はゴムであることが多い。
後部のリーフ・スプリングは、
前後二箇所のシャックルで保持されているのだが、
そのシャックルに使われているブッシュがへたってきた。
何しろこいつは四十二年も前の車であるから、
維持するだけでも、いろいろと手間隙がかかる。
修理工場のUさんにその交換を頼んでおいたが、
アメリカから新品のブッシュが届いたという連絡を受け、
某FM局へ出かけた帰り道に立ち寄ってみる。
何しろこいつは四十二年も前の車であるから、
錆がいたるところに浮いている。
ブッシュそのものの価格はそう高くはないが、
交換のための費用の方が高くつきそうであるな・・・。
軟らかな素材で作られたブッシュを装着した場合、
その乗り心地は向上するが、操作性に不安が出る。
硬いブッシュを装着すれば、
操作性は向上するが、乗り心地はレーシング・カーのようになってしまう。
ブッシュは小さな部品ではあるが、
その選定はなかなかに奥深く、難しいものがある・・・。
昨年は前後のブレーキをドラムからディスクに換えたし、
ショック・アブソーバーも新品に換えた。
ブッシュを交換したことで、足回りの調整はこれでいい、とは思うが、
そろそろ、エンジンのマウントも交換しなければならない・・・。
V型八気筒のエンジンは、前に二つ、後に一つのマウントで保持されている。
このマウントもブッシュの一種なのだが、
エンジンの振動は、後のブッシュの方により多くの負荷がかかる。
どうやら、後部マウントの交換の時期が来ているようであるな。
前の日記にも書いた憶えがあるが、
こいつは四十二歳。
私は六十一歳。
さて、どちらが先にくたばるのだろうか・・・。