■ 靴

aquio2008-04-07

息子の話だが、
足の指と指の間に小さな裂傷があったらしく、
その裂傷からウイルスだか細菌だかが侵入したとかで、
足が通常の三倍ほどにも膨れあがったらしい。
前日から足の甲に痒みを覚えていたらしいが、
仕事の忙しさにかまけてそのまま放置していたところ、
前述したようなことになってしまった、という。
歩く度に足に激痛が走った、という。
慌てて医院に駆け込んだのだが、
一軒目の医院では、「ここでは直せない」、と断られ、
二軒目の医院では、
「受け付けの時間はとっくに過ぎている」、と門前払いを食ったらしい。
で、三軒目の医院でやっとまともな治療を受けることができたらしいが、
治療が遅れていれば、
脚を切断しなければならない、という病気であった、という。
危ないところであった・・・。
採血の結果、裂傷から侵入したのはウイルスなどではなく、
どうやら水虫の菌であったらしい。
水虫恐るべし、であるね。
息子は今までに水虫に罹ったことなどなく、
水虫とはどういう症状の皮膚病であるのかも知らなかったらしい。
ま、それもどうかと思うが、
息子の職業はイタリア料理店のコックであるから、
調理場の床はいつも水で濡れていたことが予想される。
いつも同じ靴を履いて作業していたことから、
靴が常に湿っていたことが推測される。
多分、靴の中は細菌の巣窟のようになっていたのだろうな・・・。
今日、K芸工大の打ち合わせに出かける。
いつものカフェに車を停めようとして、
隣の靴屋に「水をはじく靴」という大きなポップが垂れ下がっていることに気付く。
問い合わせると、あの「ゴア・テックス」と同じような機能を持った靴であるらしい。
結構いい値段の靴であったが、
快気祝い、という意味をこめて一足プレゼントしてやることにした。
「自分の健康は自分で管理するように」
「一日おきに靴は履きかえるように」
「作業用の靴は二足用意しておくように」
「もう一足は自腹を切って買うように」、と息子に伝える。