■ 丹波

aquio2008-04-15

今日は奈良に出かける予定でいた。
そもそもは日頃の運動不足を解消するため、
秋篠の辺りを自転車で走るつもりでいたのだが、
西大寺に行かなければならない用事もあるにはあった。
昨晩、その西大寺の取引先から、
会合をキャンセルしたいとの電話がかかる。
どうやら、親戚にご不幸があった模様。
某施設から依頼事があったことを思い出し、
急遽、行き先を奈良から兵庫県丹波に変更する。
奈良に行くつもりであったから、
自転車は昨晩のうちに車に搭載しておいた。
その自転車を車に載せたまま、
三田から篠山、篠山から柏原、柏原から氷上へと、国道176号線を北に向かって走る。
今日は空が抜けるように青い。
加古川沿いの桜の盛りは過ぎようとしていたが、
見晴るかすと、所々に見事に咲き誇る桜の木が見て取れる。
すべての窓を開けて車を走らせる。
なんて気分がいいのだろうか・・・。
午後六時、会合が終わる。
帰ろうとしたら、「晩ご飯でもご一緒しませんか」、と担当の方からお声がかかる。
「もう少し相談事がある」
「皆のいる前ではちょっと話し辛い」、とその眼が訴えていた。
あれだね、歳をとると、分からなくてもいいことまで分かってしまうことがある。
分かってしまえば仕方がない。
その話しとやらを聞くことにしたのだが、実に深刻な話ではあった。
先日の日記にも書いたことだが、
ここでも大本営には責任のとれる人物がいない。
責任は常に最前線で戦う兵隊と指揮官が担ってきた、という。
さて、私はここにこれからどう関わっていけばいいものやら・・・。
神戸に近づくにつれ、小腹が減っていることに気付く。
話に夢中になり、あまり箸を動かしていなかった。
何を食べたのかも忘れてしまっていた。
国道沿いのうどん屋で腹を満たして帰る。