■ 結婚式

aquio2008-05-03

甥っ子の結婚式に出席する。
主賓のスピーチが終わった後、乾杯の音頭をとる。
主賓のスピーチは少々長くても構わないが、
乾杯の音頭に際しては、
そのスピーチは簡単明瞭、かつ洒落ていなければならない。
そのあたりが腕の見せ所なのだが、
甥っ子の父親、つまり、私の弟に訊くと、
「まぁまぁのスピーチやったね」、ということであった。
しかし、列席の方々からは大きな拍手を頂戴したから、
ま、九十八パーセントの出来であったと思う。
そういうことにしておく。
それにしても、結婚式とはいいものであるなぁ・・・。
花嫁と花婿は初々しいし、
列席の方々も、皆一様にニコニコしている。
世の中がいつもこれほどにこやかであればいいのに、と思う。
よほど嬉しかったのだろう、
花嫁のお母さんは最初から泣きっぱなしであったな。
甥っ子は世界のあちこちを放浪してきた。
アルバイトで金を貯めると、その金を持ってベトナムやインドを旅してきた。
花嫁とはそのアルバイト先で知り合ったらしいが、
思い付いたら行動に移さずにはいられない、
あの甥っ子の性格に花嫁は付いていけるのだろうか・・・?
そのことを花婿の母、つまり、私の義妹に聞き質すと、
「あの子はいつも走りながら考えます」
「走り出す前に考えたりは決してしません」
「あの性格はN家の遺伝でしょうね」、ということであった。
ちなみに、N家とは私の家の家系のことである。
ま、そうかも知れん・・・。
「お義姉さんもよくお義兄さんについていっていますよね」、とも言われてしまった。
ちなみに、お義兄さんとは私のことである。