■ PIGASUS / ピガサス・その3

aquio2008-05-29

「ピガサス」の胴体が出来上がる。
厚み十分の四ミリの航空ベニヤで翼も作った。
尻尾も前脚も後足も出来上がった。
続いて頭の制作に取り掛かったのだが、
なかなか上手くいかない。
やはり、図面と現物では、
ほんの少しだがズレのようなものが出てくる・・・。
とりあえず、胴体に翼を取り付け、仮組みしてみた。
ここまではイメージどおりなのだが、
尻の方から「ピガサス」を眺めてみると、なかなかに色っぽい。
その尻の滑らかさといい、太ももの艶っぽさといい、
くびれた足首といい、
とても木で作られたものとは思えないほどの色気が漂っている。
当初の予定では、「ピガサス」の下腹に丸い小さな玉を二つ、
短く太い棒を一本接着するつもりでいたが、
あまりにも色っぽいから、雌の「ピガサス」にすることにした。
これで余計な部品を作らなくて済む。
明日は駆動の部分を作らなければならない。
ハンドルを回すと六枚の歯車が動き出し、
「ピガサス」が箱の上で上下する。
「ピガサス」が上に上がる時には、翼は動かないが、
下に下がる時には、「ピガサス」は慌ててその翼をバタバタ・・・と動かす。
その駆動部分の図面も出来上がった。
しかし、はたして、思惑どおりに動いてくれるのだろうか・・・。
六月三日からはドイツに出かけなければならない。
制作に残された日数は、あと四日。
間に合うか!?