■ トノサマバッタ

aquio2008-07-19

今日は「からくり塾」のある日。
今日から岡山の職場に出勤しなければならない。
そんなワケで、
今朝は六時に起床のつもりが、うっかり寝過ごしてしまい、
目が覚めたら、目覚まし時計の針は八時を差していた。
慌てて身支度を整え、駐車場に走る。
「からくり塾」は十時から始まるから、
なんとかそれには間に合いそうである。
中国道に車を乗り入れて驚いた。
走行している車の数がいつもの数倍ほどに多い。
世間は今日から三連休であることに思い当たったが、
世間から少し距離を置いて暮らしている私にとって、
連休とは、どこか遠い国の出来事であるように思える・・・。
佐用インターで料金を支払っていたら、
後方から黄色い「ホンダ・ビート」が近づいてきた。
ナンバーを確認すると、「からくり塾」の塾生である「悩む号」さんの車であった。
午後四時、「からくり塾」は終了。
暑い一日だった。
事務所で涼んでいると、開け放った窓から一匹の「トノサマバッタ」が飛び込んできた。
捕まえて体長を測ってみると、六センチを越える大物だった。
あれやこれやといじくっているうち、右前脚の爪を折ってしまう。
可哀想なことをしてしまった・・・。
まだまだこの辺りには虫の数も多いようだが、
家具作家のN君から聞いた話によると、
彼は工房の前庭に木屑を山積みにしているのだが、
その木屑の山に、カブトムシの幼虫がウジャウジャと生息しているらしい。
しかし、そのカブトムシにも近頃は異変が見られるようになった、と言う。
カブトムシは幼虫から蛹、蛹から成虫へと変態を遂げるが、
三月の末頃には、すでに蛹になったカブトムシを見ることがある、と言う・・・。
普通、カブトムシの幼虫が蛹になるのは五月の末頃か六月、と相場が決まっているのだが、
それが早まりつつあるらしい・・・。
桧林の中からは、ヒグラシの声が盛んに聴こえる。
そういえば、ヒグラシが鳴きだす季節も少し早くなったような気がする。