■ バナナ・カステラ
今朝は六時に起床。
涼しい風が吹いていたから、
サンダルを履いて近くの公園まで散歩する。
昨日の気だるさが嘘のように消えていた。
実に爽やか。
今日は「AAA」展の搬入の日。
職場に出勤すると、岡山のT君がすでに玄関で待っていた。
そのT君から
「バナナ・カステラ」をお土産に山ほど頂戴する。
もっとも、「バナナ・カステラ」はもっと大きいのだが、
頂戴したのは、お子様用の「バナナ・カステラ」、
「モンキー・バナナ・カステラ」であった。
以前、岡山のRSK(山陽放送)が、
「岡山はバナナ・カステラの発祥の地」、
とその番組の中で紹介していたことを思い出す。
確か、「福岡」という名の製菓会社であったように記憶している。
早速コーヒーを淹れて食べてみた。
バナナ味の白い餡が入ったカステラ。
懐かしい味と香りがする・・・。
昔、今から五十年ほど前、バナナは実に高級な果物であった。
病気になって入院でもしないことには、庶民はバナナなど口にできなかった。
T君に訊いたところによると、
その製菓会社は二号線バイパス沿いにあるらしいが、
近くはラブホテル街で、真面目なT君にはどうにも近寄り難いものがあるらしい。
そのうえ、その製菓会社の看板の上には、ラブホテルのでかい看板がかかっている、という。
ラブホテルの看板の下にでかいバナナの看板とは、出来すぎのような話ではあるが、
嘘のつけるT君ではないから、ま、本当のことなんだろう・・・。
また、T君の話によると、
早い時間に行くと、熱々のバナナ・カステラが食べられる、という。
冷えてしまったバナナ・カステラはしっとりとしているが、
熱々のバナナ・カステラはサクサクとした歯ざわりであるらしい。
いつか、倉敷に行った折にでも立ち寄ってみようか。