■ 整理・その42 / A Sunday on LA GRANDE JATTE

aquio2008-08-24

「ジョルジョ・スーラ」の絵に
「グランデ・ジャッテ島の日曜日の午後」というのがある。
その絵を仕掛け絵本に仕上げた
「A Sunday on LA GRANDE JATTE」が手元に届く。
横六十ミリ、縦十五ミリほどの穴が表紙に開けられていて、
その穴から蛇腹状になった内部を覗くと、
「グランデ・ジャッテ島の日曜日の午後」の世界が広がる。
蛇腹状になったしかけ絵本のことを
「PEEP SHOW BOOK / 覗きからくり絵本」とか、
「TUNNEL BOOK / トンネル・ブック」、
または「TAKE A PEEK BOOK」、
つまり、「そっと覗く絵本」などと呼び習わしている。
しかけ絵本のコレクター仲間であるid:emimiさんは、
確か、「ベルサイユ宮殿」の「トンネル・ブック」を持っていらっしゃたはずだし、
私も「TUNNEL CALAMITY」という「トンネル・ブック」を一冊所有している。
インターネットでいろいろと検索してみると、
「トンネル・ブック」の歴史は以外に古く、
十世紀の中国において、
すでに「トンネル・ブック」の原型のようなモノが作られていた、という。
仕掛け絵本の世界にも流行があるのかも知れないが、
今、この「トンネル・ブック」が相次いで出版されている。
恐竜の世界の「トンネル・ブック」
海の中の世界を描いた「トンネル・ブック」・・・。
また、「how to project a tunnel book」というサイトも見つかった。
仕掛け絵本については今まで集めるばかりであったが、
紙と絵の具と糊とハサミがあれば作れるのであるから、
ひとつ、自分なりの「トンネル・ブック」を作ってみるのも面白いかもしれない。