■ インターンシップ・その4

aquio2008-08-25

N君のインターンシップも昨日で終了。
今朝までN君は私の家に寝泊りしていたのだが、
三男のSにN君はどことなく似ているから、
孫が帰ってきたように思えたのだろう、
母はあれやこれやとN君の世話を焼いていた。
N君はいたく恐縮していたが、
三男のSにいたっては、
親友の家の離れに格安の家賃で住まわせていただいている上、
週に一二度は晩ご飯のご相伴にまであずかっているらしい。
長男のDも、次男のSも、三男のSも、
三人の子どもたちは多くの方々の世話を受けて大きくなった。
従って、私たち家族がN君に対して世話を焼くのは、
ま、世間に対する恩返しでもあるのだ。
N君には著名な作家になっていただきたいものである。
彼にはその素質がある、と私は睨んでいるのだが、
いつか、N君が出世したあかつきには、
「彼が貧乏な学生であった頃、私たちは彼を援助したことがある」、
などと自慢してみたい。
今朝は八時に起床。
岡山の職場に出勤した後、午後から神戸の職場に出勤する。
N君とは神戸の職場の前で別れたのだが、
「どうだった?」、と訊くと、
「いや、とても美味しい一週間でした」、という答えが返ってきた。
確かに、彼はよく食べた。
N君は三重県の松坂の出身であるらしい。
「本当にお世話になりました」
「お礼に松坂牛を送ります」、と言うから、
「いっぱい送ってこないと承知しないぞ」、と言うと、
「N家の家計の許す限りの量を送ります」、と言っておった。
N君は奈良から京都を経て金沢に帰るらしい。
いつか、私が金沢に出かけることもあるだろう。
その時、彼はどのように成長しているだろうか・・・。