■ 出張

aquio2008-09-04

東京から帰る。
いろいろとプレッシャーはかけられたものの、
P社の方々との会食は実に楽しかったし、
O氏との対話もなかなかに実りが多かった。
今日は銀座の「月光荘」に出かける。
ヨーロッパにおける個展は何度かこなしているものの、
国内における個展は、ここ三年間ほど実施していない。
「久しぶりに東京で個展を開いてみるか・・・」、
と選んだ先が「月光荘」だった。
ここは明治時代から続く画材店だが、
花椿通りを少し入ったところに小さな画廊も備えている。
場所がいいからだろう、
個展開催の希望者が引きも切らないでいるらしい。
店主のHさんに名刺を手渡し、日程の調整をお願いする。
今回もいろいろな仕事を抱えての出張だったが、
結果から言えば「三勝一敗一分け」といったところか。
野球界においては、
三割の打率があれば強打者と呼ばれるのであるから、
ま、十分な結果が残せたのではないか、と思う。
「一敗」の部分については、「仕方がない」とサッサと諦めることにしたが、
残る「一分け」の部分がなかなかに手ごわい・・・。
すでに三年半ほどの時間を費やしているのだが、
その行き着く先すら見えてこないでいる・・・。
三年半も経てば社会の情勢も相当に変化するし、
そればかりに関わっているワケでもないから、
私の方にも心境の変化、というものがある。
文章と同じように、仕事にも「起承転結」があるように思う。
しかし、「起」の部分が曖昧であるから「省」もなく、
ただ「転々々々々・・・・」と転がるばかりであるから、
いつまで経っても「結」が見えない。
一度、話を「起」に戻した方がいいのではないか、と思うのだが・・・。