■ 整理・その44 / SANTA VISITS MOTHER GOOSE

aquio2008-09-05

ニューヨークの
「WHITE PLAINS GREETING CARD CORP.」社が
一九五十三年に出版した「飛び出す絵本」、
「SANTA VISITS MOTHER GOOSE」。
ある日、サンタクロースにマザー・グースからの手紙が届く。
「サンタのいないクリスマスなんて考えられない」
マザー・グース・ランドに来てほしい」、
とその手紙には書かれていた。
それを読んだサンタクロースは、
いろいろなプレゼントをソリに乗せて出かけることにした。
「Humpty Dumpty sat on a wall」
「Humpty Dumpy had a great fall」
「All the King's horses and all the King's men」
「Cannot put Humpty Dumpty together again」
有名な「HUMPTY DUMPTY / ハンプティ・ダンプティ」の唄だが、
その塀から落ちて割れてしまった「ハンプティ・ダンプティ」に、
サンタクロースは「Johnson & Johnson」社のバンドエイドをプレゼントする。
本に描かれた「ハンプティ・ダンプティ」の額には、
本物の「Johnson & Johnson」のバンドエイドが接着されていた・・・。
次のページをめくると、
大きなパイの中からたくさんの黒い鳥が飛び出してくるシーンが収められている。
最後のページには、
Sing a song of sixpence, A pocket full of rye」
「Four-and-twenty blackbirds Baked in a Pie」
「When the pie was opened The birds bigan to sing」
「Wasn't that a dainty dish To set before the King ?」、
と印刷されているから、
どうやら、このページはこの唄の内容を再現したものであるらしい。
また、その村の住民のすべてが馬鹿であったと伝えられる「Gotham / ゴッサム」の
「Three wise men / 三賢人」がお椀に乗って海を渡るシーンでは、
紙製のパラシュートがそのページに貼り付けられているが、
パラシュートの色がどうにも他とのバランスが悪い。
そのパラシュートの部分だけ、他と色使いが違って見える。
パラシュートの錘の部分を仔細に観察してみると、
そこには「JAPAN」、と小さな文字が印刷されていた。
この「飛び出す絵本」が出版された一九五十三年といえば私が小学二年生であった頃。
そういえば、確かに私はこのパラシュートでその頃に遊んだ記憶がある。
多分、コストの問題で日本から輸入されたものなんだろう・・・。
マザー・グース」のことは「ハンプティ・ダンプティ」以外あまり知らないが、
ちょうどいい機会であるから、ちょっと勉強してみることにする。