■ 整理・その46 / A BOOK of DAY-TIME

aquio2008-09-23

飛び出す絵本「A BOOK of DAY-TIME」が届く。
ページを開くと、
四種類の「日時計」が立ち上がってきて、
裏表紙には小さなコンパスが貼り付けられている。
このコンパスで南北の位置を調整し、
真北に向かって本を開くと、
真ん中から柱が立ち上がってきて時刻を表示する、
というしかけになっている。
ところが、四つ目の日時計を立ち上げてみて、
面白いことに気付いてしまった。
添付した画像がそのページなのだが、
本来は右回りであるはずの時刻表示が、
このページでは左回りに印刷されている。
12時を真上にして、時刻は右回りの方向に1、2、3、4・・・と続くはずだが、
このページでは、12時が真下に印刷されている。
仔細にページを調べた結果、
どうやら、これは南半球用の日時計であることが判明する。
南半球においては、太陽は東から昇り、北を回って西に沈む。
従って、日時計の針の陰は右から左に回る、ということになる。
話は変わるが、
十二神将」は薬師如来を守護する神々だとされている。
十二神将」は子神、丑神、寅神、卯神、辰神、巳神・・・と、
いわゆる十二支の顔を持ち、それぞれがそれぞれの方角を守護するとされている。
また、「十二神将」のそれぞれは時刻を表している。
例えば、子神は北の方角の守護を受け持つとともに子の刻のシンボルでもあり、
午神は南の方角の守護を受け持ち、午の刻のシンボルでもある、いったような意味になる。
真北は「子」、真南は「午」。
そこから「子午線」という言葉が生まれた。
ちなみに、「鬼門」は北東の方角にあるとされる。
丑神と寅神が護っている方角。
牛と虎であるから、「鬼」は牛の角を生やし、虎皮のパンツを穿いているのだ。
「A BOOK of DAY-TIME」を庭に持って出て遊んでみた。
結構正確なものであることに驚かされる・・・。