■ クリスマス・ピラミッド

aquio2008-11-07

明日から尼崎の「つかしん」においてクリスマス市が始まる。
その市への出店の準備のため、
車の後部座席に高さ二メートルを超すクルミ割り人形を載せ、
職員のFとともに尼崎の「つかしん」に向かう。
「つかしん」の中央口を入ってすぐのところ、
高さ二十メートルを超すアトリウムの中央では、
巨大なクリスマス・ピラミッドの設置作業が進んでいた。
二年前のクリスマスに、
旧・東ドイツの「ガーレンツ」から運ばれてきたピラミッド。
その搬入のお手伝いをさせていただいたのだが、
組みあがったピラミッドを見て驚いた。
経年変化というか、白木の部分が飴色に変化しかかっている。
また、着色された人形たちの塗装も、
その光沢が褪せることによって、実にいい感じに変化し始めている。
二年前よりも、少し重量感が全体的に増したようにも思える。
スイッチが入ると、ピラミッドはゆっくりと回転し始めた。
いくら眺めていても、飽きるということがない・・・。
しかし、いつまでも眺めているワケにもいかない。
現場では職員のA君たちが準備を進めてくれていた。
A君たちと合流し、様々なエルツ地方で作られたおもちゃを台の上に並べていく。
しかし、あまりにもアイテム数が多いため、作業は遅々として進まない。
作業が終了したのは、深夜の三時を過ぎていた。
Fを隣に乗せ、めったに車が行き交わない深夜の国道を六甲山に向かって走る。
Fを自宅まで送り届け、私がアパートに帰り着いたのは四時をとっくに過ぎた頃だった。
ここまで起きていると、ほとんど眠気を感じない・・・。
ゆったりとした気分で風呂に浸かり、
朝まで起きていることにした。