■ パーティ

aquio2008-11-14

東京から加藤エイミーさん。
沖縄からベティ・ホフマンさんご夫妻がいらっしゃる。
お三方はスイフトさんご夫妻の古くからのご友人。
エイミーさんは日本に帰化されたアメリカ人だが、
日本の文化に造詣が深くていらっしゃる。
以前、スイフトさんから
「Otafuku joy of Japan」という本を頂戴していたが、
その著者がエイミーさんであった。
「お多福」の起源から、
日常の生活の中に見られる「お多福」まで、
日本人が忘れている「お多福」の物語と解説が、
その本の中には書かれていた。
中でも、「お多福の起源は天宇受売命ではないか」、という考察には恐れ入った。
「天宇受売命」を「あめのうずめのみこと」と読める日本人は少ないだろう・・・。
弟神の「須佐之男命/すさのおのみこと」の狼藉が過ぎたため、
「天照/あまてらす」は「天磐戸/あまのいわと」の中に隠れてしまう。
「天照」が磐戸の中に入ってしまったため、この世は暗闇に包まれてしまう。
その磐戸の前で面白おかしく踊りを舞ったのが「天宇受売命」。
外の騒がしさに興味をもった「天照」が磐戸のを少し開いた時、
磐戸の縁に手をかけ、戸を大きく開いたのが「手力男命/てぢからおのみこと」。
「天照」が姿を現したことで、世界には光が戻る・・・。
日本人なら誰でも知っている日本の神話だが、
その神話に登場する「天宇受売命がお多福の起源ではないか!?」、
とエイミーさんは仰るのだ。
夜、スイフトさんご夫妻を交え、ちょっとしたパーティを催す。
ホフマンさんの沖縄における生活のこと、
エイミーさんは麻布十番に「blue & white」という名のお店を持っていらっしゃるのだが、
そのお店で売られている商品のこと、
お多福のこと、「天宇受売命」と「猿田彦」の関係・・・・と、会話は実に多岐にわたる。
久しぶりに楽しいひと時だった。