■ 初雪

aquio2008-11-18

ストーブが利かない。
設定温度を上げても室内の温度が上がる気配がない。
工房の窓から外を見てみると、
庭の立ち木の葉っぱに薄っすらと雪が積もっていた。
初雪・・・。
岡山県の最高峰「後山 / うしろやま」の中腹、
標高約六百五十メートルの山の中に、岡山の職場はある。
これから春までの三ヶ月間、
職場はほとんど雪に埋もれていってしまう。
訪れる人もめったにないから、とても静か・・・。
今日はとてもいいことがあった。
十三年もの間、
職員たちとともに苦しんできたことにどうやら終止符が打てそうなのである。
まだこの日記ではその詳細は明かせないが、
多分、来年の四月一日にはその結論が出ていることだろう。
それまで予断は許されないが、
ま、多分大丈夫なのではないだろうか。
実に嬉しい・・・。
感無量であるね。
耐えて忍べば結果が出る、ということなのだが、
結果を待ちきれなくて職場を去っていった職員も何人かいた・・・。
もう少し耐えてくれていれば、と思うが、
こればかりは何ともしようがない。
逆に、彼らが辞めていった後に入ってきた職員たちにとっては、
実に運がいい、としか言いようがない。
辞めていった職員たちの苦労があったからこそ今がある。
そのことを肝に銘じて欲しい、と思う。
それにしても嬉しいことである。
窓から見える雪景色もいつもと違って見えるから不思議。