■ 美の壺

aquio2008-11-21

テレビをあまり観ない私だが、
それでも、楽しみにしている番組がいくつかある。
NHK教育の「美の壺」もその内の一つ。
番組のナビゲーターを務める「谷啓」の、
あのとぼけた語りや表情も大いに気に入っているのだが、
実は、多分、これは私と「谷啓」にしか出来ないだろうな、
と思われる「芸」があるのだ。
そのことで「谷啓」にはある種の親近感を抱いてきた。
もう随分と昔のことだが、
ある番組の中で、
谷啓」がその「芸」を披露していたことがあった。
「芸」といっても、ある特殊な発声法なのだが、
その声を聴いた時、
「こんな何の役にも立たないことが出来る人が他にもいる!?」、
と大いに驚いたものだった。
以来、私は「谷啓」の大のファンになったのだが・・・。
先日、その「美の壺」の取材を受ける。
今日、その番組が放映された。
特集は「オルゴール」。
オルゴールと時計とからくり。
この三つには大変に密接な関係がある。
その三つを総称して「CLOCK WORK / クロック・ワーク」、
つまり、「時計細工」とか、
「時計仕掛け」と呼び習わしているのだが、
私はその「クロック・ワーク」の中のからくり、
つまり、「オートマタ」の部分を受け持ったのだった。
番組は大きな反響を呼んだらしい。
ひょっとしたら、幾つかの注文が入ってくるかもしれないな。