■ DEMIO SPORT・その2

aquio2007-09-09

二ヶ月ほど前、
神戸で新型「DEMIO」の試乗会が催されていた。
頼み込んで試乗させていただく。
直線道路でアクセルを踏み込むと、
「クォーン」という音とともに、
DEMIO」は蹴飛ばされたかのような加速を見せた。
今朝、岡山の職場の駐車場に
その「MATSUDA DEMIO SPORT」が届く。
とてもコンパクトな車だが、
外観からは想像できないほど、その室内は広い。
早く乗りたくて仕方がないのだが、
職員たちが忙しく立ち働いている手前、
終業時間までは大人しくしていなければならない・・・。
何かと外に出る用事を作っては、
DEMIO」を停めている辺りをウロウロと徘徊する。
午後六時、いつもの終礼が始まる。
こんな時に限って、終礼が遅々として進まない。
午後七時、岡山の自宅から神戸に向けて出発する。
あいにくと、中国自動車道は雨が降っていた。
今日は日曜日。
観光帰りの他府県ナンバーの車が右往左往しながら走っている。
「マイルス・デーヴィス」の「死刑台のエレベーター」を聴きながら、
九十キロの速度を保って東に向かう。
車内はとても静か。
前後の安全を確かめ、速度を百二十キロに上げてから急ブレーキを踏む。
前輪のディスク・ブレーキの効きも申し分なさそうである。
煙草に火を点けようとして、車内に灰皿がないことに気付く。
サービス・エリアの自動販売機でコーヒーを買って飲み、
飲み終えたコーヒー・カップを灰皿代わりにする。
どうやら、灰皿はオプションになっていたらしい。
注文するのを忘れていた・・・。
前に乗っていた「VITZ RS」も灰皿がオプション仕様であったが、
どうにも使い勝手の悪い灰皿だったな・・・。
取り付けの位置も悪かった。
きっと、デザイナーは煙草を吸わない人間だったのだろう。
理屈だけを捏ね回してデザインするから、こんなことが起きる。
それにしても、灰皿をオプション仕様にするとはなんたることか!
愛煙家としては、メーカー各社に猛省を促したい、と思う。
しかし、ま、灰皿がないことを差し引いても、
DEMIO SPORT」はいい車であるね。