2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

■ 修理

靴底が磨り減ってきた。 お気に入りの一足。 全国チェーンのリペア・ショップに持ち込み、 修理を頼んだところ、 「できまへん!」、とすげなく断られてしまった。 「なんで?」と訊くと、 「この靴は内底と外底が一体に成型されている」 「底を剥がすと内底…

■ 果実酒

Kさんは大の果実酒マニア。 神戸を大震災が襲った時、 大きな余震が何度も続くなか、 果実酒を護ることに全精力を傾けた、 というほどのマニアである。 ご自宅の棚には十年、二十年という ビンテージものの梅酒が保存されているという。 今朝、そのKさんか…

■ MUSTANG FASTBACK・その2

考えてもどうしようもないことがある。 どうしようもないのだが、 ついつい考えこんでしまうことがある。 身体にとても悪い。 そんな時は身体を疲れさせるに限る。 昨夜は「マスタング」のエンジンをかけ、 深夜のドライブに出かけてきた。 「マスタング」の…

■ SPIELBILDERBUCHER

今日、ミュンヘンにお住まいのGさんから 「SPIELBILDERBUCHER」が届く。 約三百三十冊ものしかけ絵本が紹介されている書籍。 そもそも、この本の存在を教えてくださたのは、 やはりミュンヘンにお住まいのFGさんだった。 FGさんはミュンヘンの 国際児童…

■ A5406CA

「A5406CA」 これほど優れたカメラ機能を持つ 携帯電話を私は他に知らない。 デジタル・カメラも持ってはいるのだが、 この携帯のカメラ機能にははるかに及ばない。 この日記の画像もこの携帯のカメラで撮ってきた。 電話としてではなく、 カメラとして使っ…

■ こしあぶら

昨日から岡山の自宅に戻っている。 昨夜のおかずは天ぷらだった。 わさび葉、たけのこ、たらの芽、蛸、 小エビのかき揚げ、そして、「こしあぶら」。 「こしあぶら」はたらの芽によく似ている。 幹や枝に棘があるのがたらの芽、 棘がないのが「こしあぶら」…

■ PEACOCK REVOLUTION

昨日の日記を書いていて思い出したこと。 昔、男のシャツは「白」しかなかった。 スーツの色は「ドブネズミ色」と呼ばれたグレー。 一九六十年代の終わり頃、 「PEACOCK REVOLUTION」、 つまり「ピーコック革命」が起きる。 自然界においては、 雄は雌よりも…

■ ANGEL・A

その昔、 まだテレビの画面がモノクロであった時代、 「チロリン村とくるみの木」という人気番組があった。 十年ほど前になるだろうか、 その番組の再放送をテレビで観る機会があった。 番組を何気なく観ていて驚いた。 「チロリン村とくるみの木」はモノク…

■ 面接

「履歴書在中」と朱書きされた封筒が届く。 Rさんからの履歴書。 Rさんは在日三世でいらっしゃるらしい。 履歴書はとても美しい文字で認められていた。 志望動機も二枚の便箋に丁寧な言葉で綴られていた。 「一度お会いしてみよう」ということになり、 今…

■ Fさん

Fさんが死にかけている。 末期の肝臓癌・・・。 Fさんが倒れたのはつい先日。 私が新潟に出かける前々日のことだった。 「気分が悪い」と訴え、 病院に担ぎ込まれた時には、すでに手遅れだった。 肝臓の機能がほとんど停止していたらしい・・・。 手の施し…

■ 執筆

「POP-UP BOOKS」、 いわゆる、しかけ絵本を集めだして三十年になる。 こつこつと集めたしかけ絵本の総数は百を超える。 過日、「しかけ絵本について執筆しませんか」、 という電話がS社からあった。 今日、S社を訪問し担当のOさんにお会いする。 Oさん…

■ Wさん

昨日は新潟にいた。 今日は東京。 少しも休ませてはいただけない。 鮫は泳ぎを止めると窒息してしまうという。 死ぬまで泳ぎを止めるワケにはいかないらしいが、 ひょっとしたら、 私も鮫に似た体質なのかもしれない・・・。 午後五時、 おもちゃデザイナー…

■ 腎虚

Oさんと「腎虚」について語り合う。 広辞苑をひもといてみると、 「漢方で、腎気(精力)欠乏に起因する病症の総称」 「俗に、房事過度のためにおこる衰弱症」、 と記されていた・・・。 「房事」とは「男女の交合」、 つまり「閨事/ねやごと」のこと。 ま…

■ ENZO MARI/エンツォ・マーリ・その6

食器棚を整理していたら、 「ENZO MARI/エンツォ・マーリ・」がデザインした 「16 PESCI/16匹の魚」が出てきた。 どこに仕舞いこんでしまったのかと、 捜し続けていたもの・・・。 しかし、なぜ食器棚に入っていたのだろうか? 謎である・・・。 このお…

■ 感慨

私はペンションの経営を三十二年間続けている。 開業した頃は、 「ペンション?何それ?」という時代だった。 ペンションの知名度を上げるため、 当時の仲間たちと随分と苦労をしたものだった・・・。 開業して四年が過ぎようとした頃だったか、 「anan」や…

■ ゆく川の流れは・・・

春の夜はとても気持ちがいい。 で、ついつい夜更かしをしてしまう。 で、ついつい朝寝坊をしてしまうから、 春眠暁を覚えず、ということになる・・・。 今朝は六時に起床。 七時半、岡山の職場に向かって出発する。 とても眠い・・・。 とても眠いから、ゆっ…

■ 東京

東京から帰る。 仕事は忙しかったが、実りの多い出張だった。 今日の午後一時、 千葉のご実家にお里帰りされていらしゃった、 ミュンヘンのGさんと銀座でお会いする。 「まずは蕎麦を食べよう」、ということになり、 みゆき通りの「名月庵・田中屋」に向か…

■ 高層ビル

昨日は「ドイツ文化センター」に出かけていた。 場所は「スカイビル・タワーイースト」の三十五階。 柔構造で建てられたビルは、 巨大地震にも耐えられる設計であるという・・・。 建物が揺れることによって、 地震の揺れを吸収するという構造であるらしい。…

■ ドイツ文化センター

大阪の「ドイツ文化センター」に出向く。 館長の「ぺトラ・マトゥシェ」さん、 語学部長の「リタ・トゥサーン」さんにお会いする。 ドイツ製菓マイスターの称号を得て帰国された、 「芦屋STERN/シュターン」の「谷脇正史」さん。 キリン・ビールの広報部長…

■ 病気

こう言っては大変失礼だが、 id:emimiさんの闘病日記を楽しく拝見している。 しかし、急性膵炎は命にかかわる病気。 よく回復されたものと、喜びを禁じ得ない。 今から二十七年前、 私も生死の境を彷徨ったことがある・・・。 いわゆる「不整脈」。 「AH間…

■ 自転車・その2

昨日は寒かった。 六甲山には霙が降り、雪が降った。 午後七時、 職場の辺りの気温は摂氏四度を下回っていた。 その寒さのなか、自転車に乗って帰る。 ペダルを漕ぐうち、身体がポカポカと温まってくる。 腹が減ったので、G町のおむすび屋に向かう。 おむす…

■ ドイツ語講座

先々月、 私は二人の職員を連れてドイツに出かけた。 このことがきっかけとなり、 職員たちの間で独語修得の気運が高まる。 「独語のビジネス・レターが読めるようになりたい」 「取引先と独語でメールの遣り取りがしたい」 「独語を修得してドイツの女を口…

■ RATTLE

長男が一歳の誕生日を迎える頃、 私たち家族は福島県の会津磐梯山に住んでいた。 五色沼と小野川湖と桧原湖に囲まれた辺り。 会津若松までの距離は約六十キロ。 会津にはよく家族で買い物に出かけたものだった。 しかし、子どもにおもちゃを与えようとしても…

■ 憎まれ爺

近頃やたらに腹が空く・・・。 飯時が待ち遠しくって仕方がない。 で、待ちきれずについつい間食をとってしまう。 今もコーヒーを飲みながら、 森永の「マリー・ビスケット」を食べているのだが、 齢を重ねるとともに、 口がいやしくなってきたのかもしれな…

■ 地獄に堕ちた勇者ども

「MONTENEGRO」を飲みながら、 「地獄に堕ちた勇者ども」を観る。 この映画を初めて観たのは三十七年ほど前のこと。 確か、私が二十三歳の頃だった・・・。 映画を観終わった後、 「木村屋」という名の喫茶店であったと思うが、 「ルキーノ・ビスコンティ」…