2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧
私のアトリエに七年も勤務していてくれた I さんが今日で辞めていく・・・・。 天然酵母を使ったパン屋を開業することになった。 そういえば、 数年前に辞めていったM君もパン屋になった。 彼らにからくり人形の作り方を教えた記憶はあるが、 パンの作り方…
私が三歳の子どもであった頃、 兵庫県の明石市では 四百三十軒もの民家が焼ける大火があった。 その火事で私の父はすべての財産を無くしてしまった。 すべてを無くした父は兄を頼って大阪に出た。 それから何度の引越しを経験しただろうか。 そんな経験があ…
「ジャック・ニコルソン」と「ダイアン・キートン」による ラブ・コメディ、「恋愛適齢期」を観る。 仙台にお住まいのMさんイチオシの映画。 大人の・大人による・大人のためのラブ・コメディ。 ニコルソンの役どころは、 人から愛されることは知っていても…
一九六十年頃、 まだテレビが白黒であった時代、 「透明人間」という番組が放映されていた。 あの「宇宙戦争」を著した「H.G WELLS」原作による 「INVISIBLE MAN」をテレビ化した番組。 その番組の中で、 人形劇のシーンがあったことを覚えている。 酒場で酔…
飯室康一さんの人形劇を観る。 今夜の出し物は「ニューそぼく谷ヘルスセンター」。 寂れた温泉地「そぼく谷」のヘルスセンターを舞台にした お色気たっぷりの糸操り人形劇。 ヘルスセンターを管理するのは「お種婆さん」。 ニューそぼく谷ヘルスセンターの建…
「東郷隆」著による 「角のロワイヤル」が AMAZON から届く。 「定吉七」シリーズ全五冊の内の一冊。 これで定吉七シリーズが全巻揃ったことになる。 関東に「NATTO/なっとう」という秘密組織がある。 「NATO/北太西洋条約機構」ではない。 NATTO は関西文…
TSUTAYAが アパートから車で五分ほどのところにある。 つい最近、 そのTSUTAYAの近くのビデオ屋が 二十四時間営業を始めた。 TSUTAYAは十二時に店を閉めてしまう。 夜更かし大好き人間にとって、 二十四時間営業という方針はとても嬉しい。 これからは贔屓に…
馴染みのバーのマスターが滋賀に旅行するという。 「土産には何が欲しい?」と言うので、 遠慮深い私は、 「大津の鶴里堂の比叡杉羊羹が欲しいなぁ」 「あれ、美味いんだよねぇ・・・」 「小豆と抹茶の羊羹なんだけどさ」 「小豆と抹茶、それぞれ二本ずつ欲…
id:emimi さんの日記を毎日のように拝見している。 私は海外の「POP-UP BOOKS」を蒐集しているが、 彼女も POP-UP BOOKS に興味をお持ちのご様子。 今日の日記にも「ロタール・メッゲンドルファー」の 「THE DOLL'S HOUSE」のことが記載されていた。 AMAZON …
「日本ゴム銃射撃協会」。 「ゴム鉄砲を作って遊ぼうぜ!」という、 高邁な理念を掲げた任意の団体である。 会員総数は一一二二名 (二〇〇五年八月二十一日現在)にものぼる。 アメリカに六名、イギリスに一名、 オーストラリアにも四名の会員が在籍してい…
Fさんがアトリエに来られるようになって一週間が経つ。 Fさんは西宮のある小学校の先生でいらっしゃる。 長期社会体験研修制度を利用して、 今月の十一日から私のアトリエで働くことになった。 期間は二ヶ月。 先日の日記にも書いたが、 私のアトリエには …
中国道を大阪方面に向かう途中、 社インターを過ぎた辺りから渋滞が始まる。 後ろから接近してきた車がさかんにクラクションを鳴らし、 しきりにヘッド・ライトをパッシングさせる。 頭の中に咄嗟に浮かんだのは、 「車の中に急病人がいる」ということだった…
八月六日の日記を書いていて、 ふと思い出した本があった。 「アリシア・ベイ=ローレル」の「地球の上に生きる」。 自宅の書架に置いてあったことを思い出し、 神戸のアパートに持ち帰ってきた。 この本が世界的なベスト・セラーになったのは、 確か一九七…
目が覚めると昨日の疲れが少し残っていた。 天神の「オー・バカナル」でコーヒーを飲みながら、 身体が目覚めるまでパイプの煙を燻らせる。 今日は「IMS/イムズ」の八階で仕事がある。 「針金で遊ぼう」というワーク・ショップ。 1:まず、作りたいもの…
午後十時半、博多駅に着く。 岡山から博多に向かう新幹線は満席であった。 ホテルにチェックインした後、 近くのコンビニに出かける。 ティーシャツを二枚、黒いソックスを二足、 ボクサー・タイプのトランクスを二枚購入する。 替えの下着をカバンの中に入…
東京のOさんからパイプ煙草を頂戴する。 贈っていただいた煙草の銘柄は「MILONGA・ミロンガ」。 「洗練されていない頃のタンゴをイメージした香り」と、 そうラベルには印刷されていた。 ラテン音楽に詳しい知人に訊いたところ、 「ミロンガ」にはいくつか…
北海道の留辺蘂にお住まいであったYさんご夫婦が 神戸に引っ越してこられる。 Yさんはご夫婦で大きな木工所を経営してこられた。 新居は鈴蘭台の3DKの小さなアパート。 Yさんの依頼を受けて私が探しておいたアパート。 Yさんご夫婦の半生は働きづめの…
岡山のテレビ局の取材を受ける。 番組のタイトルは「団塊の世代に学ぶ」、になるらしい。 確かに、 私は団塊の世代と呼ばれる側の人間ではあるが、 この私からいったい何を学ぼうというのだろうか。 なにかと義理ある人からの依頼であるから、 無碍には断れ…
私の部屋にはエアコンがない。 機械から吐き出される冷気が好きになれない。 昨夜は寝苦しい夜だった。 遠くから祭りの喧騒が聞こえてくる。 じっとしていても汗が噴き出してくる。 車を走らせ、 馴染みのカフェ「QUICK SILVER」に出かけた。 この店は ビン…
「コロリン楽器教室」を開く。 講師の先生は 大阪音大の教授でいらっしゃる「藤田隆」さん。 「コカリナ」と「トン・コン・キン」を作る。 コカリナは小さな竹で作る小さなオカリナ。 トン・コン・キンは段ボール箱と端材で作るマリンバ。 今日は二十人ほど…
八月十四日から、 博多で「現代からくり人形師」の三人展が開かれる。 九州の巨匠と呼ばれるHさん、 名古屋が世界に誇る奇人のBさん、 そして私の、還暦を間近にひかえた爺さんの三人展。 展覧会の搬入日は十三日。 遅くとも十一日には梱包して発送しなけ…
S君が私のアトリエに弟子入りすることになった。 彼は京都市立芸大の受験に失敗した若者。 そのことは四月六日の日記に書いた。 今日、彼が描いたデッサンを見せてもらう。 線や面で形を捉えるという基本はすでにできているが、 質感や量感の表現がまったく…
今日は無理やりとった久しぶりの休暇。 いつもより早い時間に目が覚める。 「明日は行方不明になります」 「決して私を探さないでください」 「女房が死んでも携帯に連絡しないでください」 職員たちにはそういい残しておいた。 行くあてのないドライブ・・…