2006-01-01から1年間の記事一覧

■ Kさん

「私は某チョコレート・メーカーに勤務している」 「その会社でパッケージのデザインを担当している」 「いろいろと検索していて、Nさんのことを知った」 Nさんというのは私のことである。 「私はしかけ絵本に興味がある」 「しかけ絵本を集めている」 「…

■ POP-UP BOOKS

今月の十八日から、 私の職場で「しかけ絵本の世界展」が始まっている。 約二百冊の「しかけ絵本」を一堂に並べた展覧会。 私が集めてきた約百冊ほどの蔵書と、 id:emimiさんの蔵書を百冊ほどお貸しいただいて 実現した展覧会。 今日、emimiさんを私の職場に…

■ 葡萄

今朝、Aさんから葡萄を頂戴する。 Aさんと知り合ったのは今から十年ほど前。 以来、毎年秋になると、 Aさんから山ほどの葡萄が届く。 とても一人では食べきれないほどの量。 ザッと水で洗い、 大皿に盛って職員達に振舞う。 職員たちに葡萄を与えるのは、…

■ 携帯電話

歩きながらポケットをまさぐっているうち、 携帯電話を落としてしまう。 慌てて拾おうとして踏んづける。 携帯電話バラバラに壊れる・・・。 「あぁぁ・・、やっちゃった・・・」 最寄の「au」に出向く。 テレビ番組を観ることができる携帯、 オーディオ代わ…

■ PETERSBURG

今日は朝から岡山県美作市に出かけていた。 会議の最中、 神戸の職場の職員から連絡が入る。 「ロシアの女性が職場に来られている」、という連絡。 ロシアの方が私にいったい何の用事があるのだろうか。 用件を聞いておくよう、指示を出しておく。 午後六時…

■ 男と女・その2

今日も「男と女」を観る。 「トランティニアン」との情事が終わった後、 「アヌーク・エーメ」はタバコに火を点ける。 「アヌーク・エーメ」のような女が横にいて、 スリップ一枚のしどけない姿で煙草を吸われた日にゃあ、 つい、ムラムラとしてしまうのでは…

■ 男と女

映画「男と女」を観る。 この映画が上映されたのは今から四十年前。 私が二十歳の時だった。 主演は「アヌーク・エーメ」と 「ジャン=ルイ・トランティニアン」。 何回観ても、「アヌーク・エーメ」は、いい。 「モンテカルロ・ラリー」のシーンも実にいい…

■ MIDNIGHT RUN

今夜も眠れない・・・。 「MICHAEL FRANKS」の 「One Bad Habit」と「Burchfield Nines」、 「BOZ SCAGGS」の「BOZ THE BALLADE」、 三枚のCDを持って、 深夜の中国自動車道を京都に向けて車を走らせる。 「When the Cookie Jar is Empty」 「Barchfield N…

■ ともゑ米

「日色ともゑ」さんと知り合ったのは、 岡山県津山市で開かれた「詩の朗読の会」であった。 今から十年ほど前のことだったと記憶している。 日色さんの朗読は素晴らしいものであった。 さすがは女優、そもそも声の色艶が違う・・・。 その声の持つ力にいたく…

■ KOBE ART VILLAGE CENTER

「チェコのポップアップ絵本展」を見に出かける。 場所は新開地の「KOBE ART VILLAGE CENTER」。 期間は十月七日から十五日までの九日間。 一九六十年代から八十年代にかけて作られた、 貴重なポップアップ絵本の数々・・・。 当時、チェコは社会主義の国家…

■ SCHAAF

ドイツから「SCHAAF/シャーフ」さんがいらっしゃる。 「SCHAAF」は英語の「SHEEP」にあたる言葉。 ドイツから「羊」がやって来たのではなく、 彼の苗字が「SCHAAF/羊」さんなのである。 一昨日、東京のNさんから、 「シャーフさんが日本に来ている」 「シ…

■ 総社

ある高校で、 「子どもの遊びと文化」についての講義を行う。 この高校との付き合いは十年ほどになるだろうか。 年に一度、二時間の講義を受け持ってきた。 今年も約六十名の女子高生を相手に講義を行ったが、 もう、来年からは「歳」を理由に止めようと思う…

■ 日本晴れ

「金松/きんまつ」と呼ばれる木がある。 「高野槙/こうやまき」のことであるが、 今朝、その「高野槙」について、 Aさんから興味深いお話を伺う。 そもそも「高野槙」は日本の特産種であり、 日本以外の地には一本も自生していないという。 高野山に自生…

■ 浮沈子

「浮沈子/ふちんし」を入手する。 「CARTESIAN DIVER」、 つまり、「デカルトの潜水夫」と呼ばれるおもちゃ。 物理学者であり、哲学者でもあった 「デカルト」が発見した原理に基づくおもちゃ。 「BOTTLE SPIRIT」「DANCING DEVIL」 「BOTTLE DEVIL」「WATE…

■ 大津祭り

「今日から大津祭りが始まるねん」 「けぇへん(来ませんか)?」 「今夜は宵宮やねん」 「からくり見にけぇへん?」 「からくりの曳山がぎょうさん(たくさん)あんねん」 「からくりを触らせてあげるわ」 「特別に頼んであげるし」 今朝、大津にお住まいの…

■ CARBON COPY

月に一度、 私の職場ではタブロイド版の新聞を発行している。 その新聞を先月までは郵送してきたのだが、 今月からはメール配信とすることに決めていた。 昨日、K社の広報担当の方から電話を頂戴する。 私の職場の担当者のミスで、 どうやらメールを「CARBO…

■ 野垂れ死に

有馬温泉「御所坊」のラウンジにおいて、 糸操り人形師の「飯室康一」さんと談笑する。 お互いの仕事のことから、 話は、次第に死生観へと移っていった。 「これからは大道芸人として生きていきたい」 「あと数年もしたらヨーロッパに行くつもり」 「数年後…

■ 得月

先日、新潟県長岡の酒屋において、 いろいろな酒を試飲させていただいた。 そのことは九月二十八日の日記に書いた。 一昨日、その酒屋から「得月」が届く。 「得月」と書いて「とくげつ」と読む。 「水に浮かんだ月を観る」、というような意味か。 「越乃か…

■ NPO

午前十一時、 岡山県M市に向かって出発する。 午後一時からNPO法人「○○」の会議が始まる。 その設立の理念は素晴らしいものであった。 しかし、理事たちのほとんどは、 未だにNPOの意味と意義を理解していない。 今日も、理事たちの意見は我田引水に終始し…

■ 刺繍

あまりの涼しさに耐えかね、 紺色のカーディガンを購入したことがあった。 今年の八月、ドイツを旅行した時のこと。 今日、 押入れからそのセーターを取り出して驚いた。 左袖に刺繍が張り付いているではないか。 丸にBのマークの刺繍。 どうして今まで気付…

■ 寝不足

昨日から岡山の職場に出勤している。 今日は午後六時から新入社員の歓迎会。 アトリエの前庭でバーベキュー・パーティを催す。 半割りにしたドラム缶に木をくべ、 大量の熾き火を作る。 熾き火の余熱を利用して肉を焼いたりする。 今夜はおもちゃデザイナー…

■ 女郎蜘蛛

婚姻色とでも言うのだろうか、 「女郎蜘蛛」は 糸を出す穴の辺りを真っ赤に変色させることがある。 その赤い色を女性の「蹴出し」、 いわゆる「裾除」の色に見立てたことから、 この蜘蛛は「女郎女郎」と呼ばれる。 この場合の「女郎」は「遊女」を差す言葉…

■ ワイン・カラー

銀座ソニー・ビルの三階、 「カフェ・ラキ/楽器」でGさんにお会いする。 Gさんはミュンヘンにお住まいであるが、 時々は今回のようにお里帰りをされる。 買ってきていただきたいとお願いしていた、 「Wurttenbergische Metallwaren Fabrik」の 「ワイン・…

■ 新潟・その2

昨日の会議はあっけなく終わった。 混乱が予想された会議であったが、 こちらが拍子抜けするほど、 会議は滞りなく粛々と進んだ。 いったい何があったのだろうか・・・。 どこかで大きな力が働いたに違いない。 SさんがNさんに働きかけたに違いない。 多分…

■ 新潟

新神戸から京都、 京都から富山を経由して新潟に出かける。 駅弁を頬張りながら、 Nさんが提出してきた書類に目を通す。 そこには「出来ない理由」が山のように書かれていた。 出来ない理由は私も理解している。 しかし、この仕事は実現させなければならな…

■ 仕掛け絵本の世界展

十月十八日から「仕掛け絵本の世界展」を開催する。 今朝、id:emimiさんから、 大きな三箱のケースに入った 九十五冊の仕掛け絵本が職場に届く。 大事に保管されていらっしゃったのだろう、 その梱包の仕方を見るだけで、 emimiさんの仕掛け絵本に対する愛情…

■ SONA-RUPA・MOKUBA・YANAGASE

三宮でAさんと会う。 まずは腹ごしらえ、ということになり、 二人して「SONA-RUPA/ショナ・ルパ」に向かう。 「SONA-RUPA」は 神戸で一番美味いインド料理を食べさせてくれる店。 マハラジャ・ビールなるものを飲みながら、 まずはトマトと生姜のサラダ、…

■ 二日酔い

Nさんご一家が宿泊される。 今日はNさんのお父さんの誕生日。 八十歳になられるらしい。 馴染みの酒屋で 「ドンゾイロ・フィノ」と「バーガンディ・ワイン」、 そして、一本の「ドン・ペリニヨン」を買う。 「ドン・ペリニヨン」にするか、 「ヴーヴ・クリ…

■ SIN CITY/シン・シティ

「フランク・ミラー」原作によるアメリカン・コミック、 「SIN CITY/シン・シティ」を観る。 三つの短編から構成されているオムニバス。 映像は実写とモノクロームのアニメで構成されていた。 原作のコミックスの雰囲気が忠実に再現された映画。 第一話の…

■ ARTIST IN RESIDENCE

アーティスト達がある一定期間滞在し、 様々な創作活動を行う施設や機関のことを 「ARTIST IN RESIDENCE」と呼ぶ。 欧米では1970年代から始まったものであるらしいが、 アーティストにとって、 「ARTIST IN RESIDENCE」に招待されることは、 そのキャリアの…